「観葉植物がすぐ枯れる…」そんな悩みを解決してくれたのが、ドイツ生まれのプランターブランド LECHUZA(レチューザ) です。育て方が難しいアジアンタムを何度も枯らした私が、底面灌水システムのレチューザに出会い、失敗を成功に変えた体験をお伝えします。
観葉植物(特にアジアンタム)がすぐ枯れるのはなぜ?私の失敗談
室内に観葉植物を置くと、部屋が明るくなり気持ちも落ち着きますね。観葉植物は風水的にも「悪い気を吸収し、空間を整えてくれる存在」とされています。
なかでもアジアンタムは、レースのような小さな葉がふわっと広がり、とても可憐で可愛らしい人気の観葉植物です。
アジアンタムはシダ植物です。水分の多い場所で育つため、水切れに弱く、管理が難しい観葉植物です。旅行や出張で水やりを忘れて一度でも水を切らすと、すぐに葉がチリチリに茶色くなってしまいます。水をやると復活することもありますが、多くはそのまま枯れてしまいます。そのくせ、水をやり過ぎると根腐れを起こして調子を崩すという、可愛いけど難易度の高い観葉植物です。
私自身もアジアンタムを三度も枯らしてしまい、“植物ロス”を経験しました。枯らしてしまうと分かっているのに、お店で見かけると「今度こそは!」と、ついお迎えしてしまうのです。。。
そんな失敗をくり返す中で出会ったのが、ドイツ生まれのプランター LECHUZA(レチューザ)。底面潅水システムを備えたこの鉢に植え替えてから、アジアンタムは調子を崩すことなく維持できて、5年以上枯れることなく可愛い姿を見せてくれています。
底面灌水システム、レチューザとの出会い
2度目の失敗後、近くのホームセンターで底面灌水プランターを購入して使用していました。ところがこの底面灌水プランターは下から水を補充するので水やりが面倒で、水やりを忘れてまた枯らしてしまいました。
「道具を替えよう」とネット検索して見つけたのが、聞き慣れないプランター・レチューザ。このプランターを試してみようと思ったのは以下の2点からです。
- 底面灌水システムなのに上部から水やりができて便利そう。
- 水位計(赤いインジケータ)が付いていて、見た目にはちょっとイマイチだけど、水やりを忘れることがなさそう。
お値段はプランターとしてはありえないほどお高いけど、賭けてみる価値はある――そう思い、直径21cmのクラシコ・ジョーカー21を注文しました。
レチューザ(LECHUZA)とは?
- ドイツの園芸用品メーカー「プレイモービル社」から誕生したブランド
- 耐久性に優れたプラスチック製プランターを展開
- 特徴は 底面潅水システム(リザーバータンク+赤い水位計)
- 底面に専用の LECHUZA-PON(鉱物系培地) を使用しており、根腐れを防ぎやすい
「高級鉢」というより、植物と普段の生活のバランスを取るための実用的なギアです。
レチューザの構造と基本的な使い方
レチューザの構造
- 底面潅水システム プランターの底に水をためるタンクがあり、植物が必要なときに自分で吸い上げる仕組み。水やりの手間を減らせます。
- インナーポット型(二重構造)多くのレチューザモデルは、外側の枠(アウターポット)の中に、植物を植え付ける内鉢(インナーポット)が入っています。内鉢は取っ手付きで、簡単に持ち上げて植え替えやメンテナンスが可能で使いやすいです。植物を植える部分が小さめになるのは要確認。一部のモデルは一体型で価格が比較的安いですが、私はインナーポット型をお勧めします。
- 水位インジケータ 先が赤い浮き棒で水量を確認。MIN~MAXの範囲で給水タイミングがひと目で分かります。
- LECHUZA-PON(専用培地) 鉱物系の無機培地で、通気性・保水性に優れ、根腐れしにくい。インナーポットの一番下に入れて、その上に観葉植物用の培養土を入れることが一般的な使い方です。ちょうど良い量がセットされていますが、単体売りもされています。
- 耐久性とデザイン 屋外の紫外線や寒暖差にも強い素材。これは本当に強いです。実際にサンルームで5年使っていますが、劣化無しです。また、シンプルでモダンなデザインはインテリアとしても映えます。
赤い水位計は「水切れサイン」としてとても便利ですが、レチューザの優秀な多くの機能のうちの一つに過ぎません。
レチューザの使い方
- プランターを組み立てて、底に LECHUZA-PON を敷く。
- 植物を植え込みます。観葉植物用の培養土、または、LECHUZA-PONで根を固定。
- 上から水を注ぐ。多過ぎた水はタンクに落ちる。
- 初めの約1ヶ月は上から水やりします。その後は、吸水口からタンクに水を注ぎます。これにより、根が水を求めて下に伸びていきます。その後は基本的に底面給水に移行します。
- 水位計(赤いインジケータ)で時々給水のタイミングを確認。
- 水位計がMINになる前に吸水口から水を足します。
“賢い鉢”が教えてくれたリズム
届いたのは真夏。取扱説明書のとおりに、四株目のアジアンタムを植え替え、上から水を注ぐと…ちょっと多過ぎたのか、下のタンクに水が溜まり、赤い浮きがゆっくり上昇。なぜか胸が軽くなるのを感じました。
3週間は表土の上から水やりを続け、4週目にふと見ると浮きはMINを示していました。
そろそろ底面灌水を始めて良い頃だと思い、吸水口から水を注ぐと浮きが上昇。水位計を見るだけで完結する水やりに移行しました。

失敗を脱してとうとうアジアンタムを長期維持
1か月後も買ってきた時のままでアジアンタムが元気です!更に、株元からは淡い黄緑の新芽が勢いよく出てきました。半年後には鉢いっぱいに広がり、風にさざ波のように揺れる姿に感動しました。
決め手は、レチューザが生む“湿潤だけど蒸れない”環境。
水気を好むアジアンタムの細根が潤いを得つつ、LECHUZA-PONの多孔質粒が酸素を供給する――。
「根腐れしない理由」を体感した瞬間でした。
「高いけど安い」――数字が語る真実
レチューザは1万円を超える高額品。しかし私は枯らしたアジアンタム3株の領収書と比較して気づきました。
- アジアンタム(ロス):3,000円 × 3株 = 9,000円
- レチューザ:10,000円
最初からレチューザを選んでいれば、1株目も守れたはず。水やりをいつも気にしないといけないプレッシャー、そして“枯らした喪失感”を数値化したら――レチューザはむしろ安い投資でした。
それに、レチューザはサンルームで5年使っても劣化無し。室内なら、ほぼ永久に使えると考えて良いでしょう。プランター買い替えが不要なので、更にコスパは高いです。
紫外線たっぷりのサンルームでも揺るがない耐久性
アジアンタムで味をしめた私は、その直後に大型のベンジャミンに一目惚れ。大型なのでサンルームに設置するしかありません。その際に、コテージキューブ40を新たに購入。真南向き・直射日光・紫外線にさらされた環境です(夏場は、シェードあり)。
- ホームセンターの樹脂鉢 → 2年で粉を吹き、寒暖差でヒビ割れる
- レチューザ → 艶も形もそのまま
「プラスチックは劣化するもの」という常識が覆された瞬間でした。ベンジャミンも水を切らすと葉っぱが全て落ちてしまいますが、レチューザなので水やりももちろん完璧です。
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忙しいあなたへ贈る“赤棒ルーティン”
今では、週末に一回赤棒を確認して、水やりするだけです。
- 赤棒が下がっている→ 給水
- 浮いている → 放置して数日後に再確認、または、赤棒が一番上になるまで水を追加
わずか週一回のルーティンで、リビングにはアジアンタム、フィカス・ベンジャミン、モンステラ、ガジュマル、などなど。5年以上枯死ゼロ。
植物好きこそ「使わなきゃ損」と胸を張って言えます。
試してみようと思った方は、直径21cmのクラシコ・ジョーカー21をお勧めします。大きさ的にアジアンタムにちょうど良いと思います。
(PR) 楽天市場で検索してみたら、以下の2つのショップが最安レベルのようです。円安で以前よりは価格が上がっていますが、価格に見合う価値ある商品だと思っています。良かったら覗いてみてください。
さいごに――観葉植物と広がる風景
レチューザは「高級鉢」ではなく、植物と私たちの時間を守るツール。これはアジアンタムが教えてくれた真実です。
もしあなたがかつての私のように“植物ロス”に悲しんでいるなら、赤いインジケータを覗いてみてください。植物も、あなたの園芸心も、きっともう一度息を吹き返します。
今後、実際のレチューザの使いこなしの投稿も追加していく予定です。
大型のモンステラもこの通り。レチューザで立派に育ちます!
レチューザには色々な形やサイズのバリエーションがあり、適切なサイズを選ぶことで大型観葉植物も立派に育てることができます。今後使いこなしの記事も作成したいと思っています。


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